生活習慣病について
生活習慣病について
現在の日本では、心臓病や脳卒中で亡くなる方はがんで亡くなられる方
とほぼ同数です。
心臓病や脳卒中の殆どは、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満などによる
、生活習慣病が主な原因です。
高血圧症:
我が国では60歳以上の高齢者の約半数が高血圧症
との報告もあります。
治療を要する基準は、最大血圧が140mmHg以上
又は最小血圧が90mmHg以上の場合治療が必要と
言われています。
高血圧症と診断されたら:
高血圧症の方は肥満の方や血糖値が高い方、コレステロールや中性脂肪
が高い方が多い傾向にあります。そのためライフスタイルの改善が必要
となります。
ライフスタイルの改善とは:
カロリー制限や運動する事により、今までのライフスタイルを変えるこ
とにより減量をすることが重要です。
運動は肥満や、糖尿病にも効果があり心臓病や脳卒中の予防にも効果が
あります。
更に塩分制限が重要となりますね。
お酒とタバコについて:
お酒は飲みすぎると血圧を上げるといわれています。
但し、少量のアルコールは昔から百薬の長と言われているようにそれ程
の影響は無いでしょう。適量を超えないようにしましょう。
タバコは、”百害あって一利なし”の言葉通り厳禁ですよ。
糖尿病について
糖尿病とは、血糖値が高い状態が持続する病気で、通常はインスリンの
働きで血糖値が一定値以上に上がらない様になっていますが、何らかの
原因で血糖値降下作用が弱くなったりインスリン分泌量が減少すると糖
尿病になります。
インスリンの働きが低下すると、ブドウ糖が筋肉などの細胞に吸収され
にくくなるため血液中に留まり血糖が高くなり、尿と共に体外に排出さ
れます。
結果、細胞がエネルギー不足となり血管や神経が障害を受け合併症が出
現します。
1型糖尿病と2型糖尿病:
1型糖尿病はウイルスの感染などによりインスリンを作り分泌するすい臓
のランゲルハンス島が破壊され、インスリンを全く分泌することができ
なくなる病気です。
2型糖尿病は日本人の糖尿病の大半をしめ、インスリンの分泌量が低下し
やすく糖尿病になりやすい体質を持っている人に、食べ過ぎ、運動不足
、肥満、ストレスなどが引き金となって発症します。
糖尿病の症状:
糖尿病の症状としては、高血糖によるのどのかわき・多飲・多尿、また
細胞のエネルギー不足による体のだるさ・体重減少等が主なものです。
糖尿病と合併症:
網膜症、腎症、神経障害ですが、このほか動脈硬化も合併します。
糖尿病の治療方法:
主な治療方法としては、食事療法と運動が基本です。
特に食事療法はインスリンの働きを良くする為に肥満を解消することが
重要となります。 カロリー制限をしながら必要な栄養素をバランス良
く摂る必要があります。 また、運動もブドウ糖を消費し、肥満を解消
する効果を期待できるので重要と言えます。
肥満症について
肥満とは、BMI(肥満指数)(体重kg÷身長m÷身長m)=22
が最も健康であると言われています。つまり、
身長m×身長m×22 → 標準体重kgとなりますね。
160 cm の人は、1.60×1.60×22=56.32 kg が標準体重ですし、
150 cm の人は、1.50×1.50×22=49.50 kgが標準体重と成ります。
この標準体重を20%以上越える場合、肥満と呼ばれます。
肥満になる原因は:
これは簡単ですね。食事や間食などで摂取するカロリーが、消費するカ
ロリーより多い場合、肥満になります。言い換えれば、食べすぎ、ある
いは運動不足が肥満の原因です。
肥満の治療は:
食事のカロリー制限と、食習慣の改善が主に成ります。
摂取する脂肪を減らし、たんぱく質を多くとるようにします。朝食抜き
、夜食、間食、早食いなどの生活習慣を変えるのも重要と成ります。